曾祖父母が亡くなったとき、
「小学校は忌引きになるの?」
「何日休めるの?」と急いで確認したくなる方は多いでしょう。
ところが、忌引きの日数は全国一律ではなく、学校や自治体で差が出ることがあります。
この記事では、小学校で曾祖父母が亡くなった場合の忌引きの考え方、欠席扱いとの違い、学校への連絡方法まで、保護者が落ち着いて判断できるように整理して解説します。
小学校の忌引きで曾祖父母は対象?最初に結論を確認

小学校で曾祖父母が亡くなった場合、まず気になるのは「そもそも忌引きになるのか」という点です。結論からいえば、曾祖父母を忌引きの対象に含めている学校は少なくありません。
ただし、日数は全国で同じではなく、学校や自治体ごとの規定で差が出ます。最初に結論を押さえておくと、その後の連絡や準備がかなり落ち着いて進めやすくなります。
曾祖父母は小学校の忌引き対象になることが多い
「曾祖父母だと対象外かもしれない」と不安になる方もいますが、実際には小学校の案内やQ&Aで曾祖父母を忌引き対象として明記している例はあります。
つまり、曾祖父母だから自動的に欠席扱いになると決めつける必要はありません。まずは学校の規定を見て、記載があるかを確認し、見つからなければ担任や学校に相談する流れが基本です。
ただし忌引きの日数は1日と3日で分かれる
保護者がいちばん迷いやすいのが日数です。曾祖父母の忌引きは1日としている学校もあれば、3日としている学校もあります。
そのため、ネットで見かけた日数をそのまま自校に当てはめるのは危険です。検索上位の情報だけで判断せず、在籍している小学校の配布資料、学校サイト、連絡アプリのお知らせなどを確認しておくと安心です。
忌引きは欠席扱いではなく別枠で記録される
忌引きは、一般的な病欠や自己都合の欠席とは扱いが異なります。出席日数にそのまま加算されるわけではないものの、通常の欠席とは別の枠で記録される考え方です。
保護者としては「休ませると欠席が増えるのでは」と心配しがちですが、忌引きはその不安を少し和らげてくれる制度だと理解しておくとよいでしょう。
遠方の葬儀では往復日数が加算されることがある
曾祖父母が遠方に住んでいた場合、通夜や告別式だけでなく移動にも時間がかかります。この点は学校側も配慮しており、葬儀の場所が遠隔地なら往復にかかる日数を加算できるケースがあります。
新幹線や飛行機での移動が必要なら、最初の連絡の時点で「県外での葬儀です」「移動日が必要です」と伝えると、その後の相談がスムーズです。
まず確認したいのは学校の規定と担任への連絡方法
慌ただしい場面ほど、最初の確認先を絞っておくことが大切です。見るべきなのは、学校の生活のしおり、入学時の案内、学校ホームページ、連絡アプリの説明です。
そこに忌引きの日数や連絡方法が書かれていれば最優先で従いましょう。記載が見つからない場合は、朝の段階で担任または学校へ電話し、曾祖父母の葬儀で忌引きを希望すると伝えれば十分です。
祖父母と曾祖父母で日数が違いやすい理由
祖父母は3日、曾祖父母は1日という学校があるため、「どうして差があるのだろう」と感じる方も多いはずです。
これは続柄や親等をもとに区分している学校が多いからです。祖父母より曾祖父母のほうが一段離れた親族として扱われるため、忌引き日数が短く設定されやすい傾向があります。気持ちの重さとは別に、学校運用として日数が分かれている点は知っておきたいところです。
迷ったら朝の連絡で忌引き希望と伝えるのが先
規定を読み込む時間がない朝もあります。そんなときは、まず学校へ「曾祖父母が亡くなり、本日と明日の欠席について忌引きで相談したいです」と連絡するのが先です。
完璧に説明しようとしなくて大丈夫です。大切なのは早めに知らせることと、故人との続柄、参列予定、連絡先を伝えることです。細かい日数調整は、その後のやり取りでも間に合います。
小学校の忌引き日数が学校ごとに違う理由
同じ「小学校の忌引き」でも、学校によって日数が違うのは珍しくありません。保護者から見ると統一してほしいと感じますが、実際の運用は設置者や学校の規定にゆだねられている部分があります。ここを理解しておくと、なぜ検索結果がバラバラなのか、なぜ友人の学校と自校で日数が違うのかが見えやすくなります。
文科省が示すのは出欠の記録区分で日数の全国統一ではない
文部科学省の考え方では、忌引きは出欠記録上で別枠に整理されます。ただ、全国の小学校に対して「曾祖父母は必ず何日」と一律に示しているわけではありません。そのため、保護者が知りたい具体的な日数は、最終的に各自治体の学校管理規則や学校の案内を確認する必要があります。ここが、ネット検索だけでは答えが一つに定まらない大きな理由です。
自治体の学校管理規則や学校案内で運用差が出る
ある学校では曾祖父母が1日、別の学校では3日とされているのは、地域や学校案内の違いが背景にあります。実際に、公立小学校の公式案内でも数字に差が見られます。つまり「曾祖父母は必ず1日」「必ず3日」と断言する記事は、かえって危うい面があります。読者にとって本当に役立つのは、幅を示したうえで在籍校の規定確認へ導く情報です。
校長判断や個別事情が加わるケースもある
規定の基本日数があっても、実際の生活ではそれだけで収まらないことがあります。遠方での葬儀、複数日にまたがる移動、家庭の事情など、個別事情が出るからです。学校によっては相談ベースで案内してくれるため、最初から「規定より長く休みたい」と強く主張するより、事情を丁寧に伝えて判断を仰ぐほうが話が進みやすいでしょう。
小学校へ忌引き連絡をするときの伝え方
忌引きは急に必要になることが多いため、連絡の内容をその場で考えるのは大変です。しかも、保護者自身も気持ちが落ち着かない時期なので、短く必要事項を伝える形にしておくと負担が軽くなります。この章では、学校に最初に伝えるべきことと、使いやすい例文をまとめます。難しく考えすぎず、要点だけ押さえれば十分です。
学校へ最初に伝えるべき5つの項目
最初の連絡では、次の5点を伝えるとわかりやすくなります。
- 児童の学年・組・氏名
- 故人との続柄(曾祖父母)
- 欠席予定日
- 通夜や葬儀の日程、または未定であること
- 保護者の連絡先
これだけ伝われば、学校側は忌引きの扱いを確認しやすくなります。詳細がまだ決まっていない場合も、「日程が固まり次第あらためて連絡します」と添えれば十分です。
忌引き連絡の例文をそのまま使える形で紹介
電話なら、「○年○組の○○の保護者です。曾祖母が亡くなり、葬儀に参列するため本日から欠席します。忌引きの扱いについてご相談したく、お電話しました。日程は○日が告別式の予定です。必要な手続きがあれば教えてください」で通じます。連絡アプリやメールでも、同じ内容を短く整えれば問題ありません。長文にするより、見落としのない文面を意識するほうが大切です。
日程変更や延長が出たときの伝え方
葬儀の日程は、最初の連絡時点で未確定なこともあります。その場合は、変更が出た段階ですぐ学校へ再連絡しましょう。「告別式が翌日に変更となり、復帰予定日が○日に変わります」「県外移動があるため、戻りが一日延びます」など、変更点を一文で明確に伝えるのがコツです。後出しでまとめて伝えるより、変わった時点で共有したほうが学校側も対応しやすくなります。
曾祖父母の葬儀で子どもに配慮したいこと
忌引きの話になると日数や連絡に意識が向きますが、実際には子どもの心と体への配慮も同じくらい大切です。曾祖父母との距離感は家庭によってさまざまで、深く親しんでいた子ほど気持ちの揺れも大きくなります。学校を休むこと自体より、その後にどう戻していくかまで考えておくと、親子ともに少し安心して動けるはずです。
長時間の参列を無理させない
通夜や告別式は大人でも疲れる場面です。小学生にとっては、長時間の静かな待機や移動がかなり負担になることがあります。無理に最初から最後まで付き合わせるより、年齢や体調に合わせて参加時間を調整するほうが現実的です。参列そのものより、故人を大切に思う気持ちを家族で共有できるかのほうが、子どもにとっては強く残ることも少なくありません。
学校再開後の気持ちの揺れを見逃さない
葬儀が終わると、周囲は通常モードに戻りがちです。ただ、子どもの気持ちは少し遅れて表に出ることがあります。朝の支度が進まない、授業に集中しにくい、ぼんやりする、急に甘えが強くなるなど、見え方はさまざまです。「もう終わったから大丈夫」と急がず、数日はいつもより丁寧に様子を見るだけでも、子どもはかなり安心しやすくなります。
担任に一言共有しておくと学校生活がスムーズになる
欠席連絡だけで終わらせず、「少し気持ちが落ち込み気味かもしれません」「久しぶりの登校で不安があるようです」と一言添えておくと、担任の見守りが入りやすくなります。先生に大きな対応を求める必要はありません。ちょっとした変化に気づいてもらいやすくなるだけで、子どもにとって学校へ戻るハードルが下がることがあります。
小学校の忌引きで曾祖父母が亡くなったときのQ&A
ここでは、実際に保護者が迷いやすい点をQ&A形式で整理します。忌引きは家庭ごとの状況が大きく、完全に同じケースはほとんどありません。それでも、よくある迷いどころを先に知っておくと、学校へ相談するときの言葉選びがぐっと楽になります。焦って判断しないための確認ポイントとして読んでみてください。
通夜だけ出る場合でも忌引きとして相談できる?
相談して問題ありません。忌引きは告別式だけに限定して考えるより、家族としてどの日に参列し、どの程度学校を休む必要があるかで学校へ伝えるほうが実務的です。とくに遠方移動がある場合は、通夜のみの参列でも半日や一日の欠席が必要になることがあります。自己判断で通常欠席にせず、まずは忌引きとして相談するのが自然です。
学校の規定に曾祖父母の記載がないときはどうする?
記載が見当たらない場合でも、すぐに対象外と決める必要はありません。学校サイトや配布物に簡略表記しかないこともあるため、担任または学校へ直接確認するのが確実です。「曾祖父母のケースで忌引きの扱いを確認したい」と伝えれば足ります。あいまいなまま休むより、確認を一度入れておくほうが、後からの行き違いを防げます。
兄弟姉妹で忌引き日数が変わることはある?
基本的には同じ家庭の兄弟姉妹で大きく差が出ることは多くありません。ただし、学年や学校が違う、通っている学校の規定が違う、登校再開日だけ事情が異なるといったケースでは、結果として扱いに差が出ることもあります。兄弟がいる家庭は、最初の連絡で「きょうだいも同様に欠席予定です」とあわせて伝えておくと、学校側も整理しやすくなります。
まとめ
小学校で曾祖父母が亡くなった場合、忌引きの対象になる学校は多いものの、日数は1日と3日など差があります。
まず大切なのは、ネットの一般論だけで決めず、在籍校の案内や担任への確認を優先することです。
忌引きは通常の欠席とは別枠で扱われるため、落ち着いて必要事項を伝えれば大丈夫です。迷ったら、児童名・続柄・欠席予定日・葬儀日程を簡潔に連絡し、その後に詳細を調整していきましょう。早めの確認が、子どもにも保護者にもいちばん安心につながります。
本文中で前提にした代表的な公式例として、小山市公式ページでは曾祖父母を1日、宇都宮市立小学校Q&Aでも曽祖父母を1日、松戸市立新松戸西小学校でも曽祖父母を1日と案内しています。
一方、吹田市立吹田第六小学校では曽祖父母を3日以内としており、旭市の学校管理規則でも曾祖父母は1日と定めています。学校ごとの差があるため、最後は在籍校の案内確認が必要です。

